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今回の記事はタイトルそのままなのですが、自分が受けた影響を語れますか?です。
これは学生時代にあるデザイナーさんから聞いたのですが、何年経っても自分の中に残り続けている言葉です。
自分が受けた影響というのは、仕事や趣味も含めて自分の人生で関わってきた全てのことに対してです。
あなたはその全てにおいて影響を語れますか?
これだけだとよく分からないと思うので、例をあげて解説しますね。
好きなこと。人それぞれ持っていますよね。
ただ好きなことって勝手に好きになるわけではなくて、好きになった過程=影響を受けたことが必ずあります。
モノであれば憧れの人が使っていたからとか、信用できる人におすすめされてなど。
コトであれば、友人から教えてもらったとかメディアで紹介されていたから。などです
つまり、自分が受けた影響を語れるとは
選択(実行)したのは自分。でも、全てが自分の能力ではないと理解している。ということです。
もっと早い話が自分の能力なんてほんのちょっとしかないんだぞ。ってことをわかっているということです。
僕であれば、なぜデザイナーになろうと思ったのか?
中学生の頃、スーツを着ない仕事がしたいとなんとなく話をしたときに、担任の先生からこんな仕事があるとデザイナーとか美容師など私服の職業を勧められた。
そのときは気にしていなかったし、自分にはムリだろうという考えがあったけど、頭の中からデザイナーという言葉が離れず、創る仕事ってカッコいいなと思うようになった。
数あるデザイン系の職種のなかで空間デザインを選んだ理由は、伊東豊雄さん設計のTOD’S表参道ビルを見て、街に残るデザインや人が体感できる空間を創り上げることに興味を持ったから。
【何から影響を受けたか?】
1.中学時代の担任と言われた言葉
2.伊東豊雄さんのデザイン思想
3.TOD表参道ビル。街のシンボルとして存在していること
デザイナーになろうと思ったことを考えただけでもこのぐらいは出てきます。
当たり前ですが急にデザインをやろうと思ったわけではなく[デザイナーという仕事を教えてもらい、伊東豊雄さんデザインの建築を見て触れ、デザインっていいなーと思った]というストーリーがあってデザイナーになろうかなと思ったわけです。
1.素直になる
素直な人って魅力的だなと思いませんか?(ワガママとは違います)。
周りにもいませんか?明らかに周りの人から影響を受けて始めた趣味などを、全て自分でやっているかのように話す人。
素直に誰々から教えてもらったといえばよいのに…と思ってしまいます。
もし「全部自分がやったんだ、全部自分が考えたんだぞ」といっている人がいたら、傲慢な印象を受けますよね。
2.説得力が増す
モノであれば選んだ理由があるはずですし、自分の人生でも参考にしている人や多大な影響を受けた人がいるでしょう。
そこを語れる状態にすることで、自分の今までのストーリーやドラマが相手にも伝わりやすくなり、相手が納得するだけの説得力へと繋がります。
3.自分と他人の区別ができる
区別ができる=個性を理解するということ。
個性というのは考え方や思想など、その人が持つ独自性です。
ここからは自分の意見、ここからは〇〇さんの意見というように自分と相手を区別することができれば自分の個性だけではなく、他人の個性や趣向も分かりますよね。
4.謙虚になる
ここでいう謙虚は謙る(へりくだる)という意味ではありません。
相手を尊重できるという意味です。
2.自分と他人の区別ができると繋がりますが、区別できるようになれば相手の良いところや自分にはないものがハッキリとします。
良さがハッキリとわかれば自然と相手に対して尊敬する部分や、見習う部分もでてきます。
この記事のまとめ。
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僕の今までの記事も、全て何かしら影響を受けた結果出来上がった記事ですが、全て書いていると文字数が膨大になってしまいますので端折ってます。
正直、モノであれば語ることはカンタンです。
ただ今までの自分の行動や言動の全てを語るのはよっぽどスゴい人でないと難しいので、まずは受けた影響を考えるという思考を持つことが重要です。
その思考さえもっていれば自然と身についていき自分の中で当たり前のことになっていきます。
この記事を書くきっかけになったデザイナーさんが好きな芸術家はゴーギャンでした。
ゴーギャンが遺した有名な言葉があります。
「我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか」
この言葉のはじまり部分である、我々はどこから来たのか=自分はどこから影響を受けたのかという意味だとも言っておりました。
自分の受けた影響。日々の生活の中で意識してみてはどうでしょう。きっと自分や相手を知ることへのヒントになると思いますよ。
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