この記事ではキューブ型の洗練されたプロジェクター、BenQ GK100をレビュー。
こちらはメーカー様よりご提供いただきました。
GK100は今までのプロジェクターとは一線を画するミニマルな見た目が特徴。家にある家具や家電との調和もしやすく、良い意味でプロジェクター感の少ないデザインとなっています。
もちろん見た目だけではなくセットアップの容易さや使いやすさも含め、プロジェクター初心者でも取り入れやすい設計が嬉しいポイントですね。
約3週間程度GK100がある生活を送ってみたので、良いポイントや気になるポイントなどをレビューしていきたいと思います。
この商品の魅力は?
やはりまずは見た目の良さが目を惹きます。キューブ型でポップな印象はありつつも幅広いインテリアにフィットする今っぽいプロジェクターという印象を受けます。
また短焦点で日本の狭い住宅環境でも使いやすく、機能面に置いても充実。
出入力の方法も多々あり、スマホやPCとの接続のほかにもブルーレイ機器との接続やFire TVなどの外部機器の接続もできますよ。
この記事の内容。
BenQ GK100 短焦点プロジェクター 機能と使用感。
ミニマルな筐体デザインと仕様。
無骨な印象になりがちなプロジェクターというアイテムをキューブ型かつポップな印象に仕上げたアイテム。
通常は長方形の箱型タイプかつ色も黒やグレー系のモノが多いですよね。このGK100は洗練された印象もありオブジェのような雰囲気も漂わせています。
ちなみにBenQはDLPプロジェクター12年連続世界シェアNo.1!3年連続4Kプロジェクター日本シェアNo.1!とプロジェクターに強いメーカー。
見た目の良さだけではなく品質についても信頼感がありますね。
本体上部には最低限のボタンが3つ。左から電源ボタン、ナイトライト、Bluetoothとなっています。
ベース部分は最大8°まで角度調整可。床に置いても壁面の中心〜上部あたりに投射ができます。
またこの角度調節のベース部分が透明素材になっていて存在感が少ないのも◎。
ただ角度が調節できるのは上方向のみです。
ナイトモード時のベース部分には間接光もあり、浮遊感を感じる仕上がりになっています。
エッジの部分だけ光っているのがクールですよね!これはかなり良いと思いました。
ファンは本体の背中側にあるので、壁面ギリギリに置くのは控えたほうが良さそう。
排出される空気にも熱が結構ありますね。
サイドテーブルやコーヒーテーブルなどに置いておくのがベストです。
専用のリモコンも付属(単四電池2本使用)。
操作に関してはアイコンから連想できる通りで、ミュートや音量の上げ下げ、ホームに戻るボタンだったりと基本操作一式が可能。
GK100の主なスペックや仕様は下記の通りです。
- 投写方式 単板DLP方式
- 解像度 4K UHD ( 3840 x 2160 )
- 輝度 1000lm
- サイズ W195mm × H224mm × D195mm
- 重量 約4.1kg
- コントラスト比 100, 000:1
- 画面サイズ 60~160
- 投写距離 1.77m = 約100インチ
色再現性 約 10 億 7000 万色
さらに細かな仕様については製品のページ(BenQ公式)にも記載があります。
参考 4K LED 短焦点プロジェクター GK100BenQ
使用方法の流れと使用感。
1. まずはセッティング
セッティングは簡単で複雑なセットアップは不要です。初回起動時のみWi-Fi接続やもろもろの設定はありますが、以後は電源ボタンを押すだけ。
そしてかなり役立つのがフォーカスの処理や台形補正も自動補正。精度も良くいちいち細かな操作が必要なく手軽に使うことができます。
ただどのプロジェクターもそうですが、電源を押してホーム画面が出るまでは時間がかかります。待ち時間としては20秒程度でした。
2. コンテンツを楽しむ
GoogleのCrome CastやAmazonのFirestickなどと接続してYouTubeで映像を流す、Amazon Prime や Netflixで映像作品を見る、iPhoneのスピーカーとして使う、大画面でゲームを楽しむなど、使用用途は様々。プロジェクターだけではなくスピーカーとしても使えるオールインワンな製品。
スクリーンがあるとより満足度が高くなるとは思いますが、なくても映画やアニメなどをキレイな大画面で見るのは純粋に楽しいですね。
また動作中の音は約29dBA程度と気にならず。せっかく集中して見ているのにファン音が気になる…ということもありません。
輝度は1000ルーメン、明るい部屋ではちょっと見えにくい。昼間使うなら薄暗い環境をつくっておく必要があります。
3. 片付け不要なスタイリッシュさ
見た目だけじゃなく機能も大事なんですが、そもそも見た目が良くないと自分の生活空間に取り入れにくいのも事実。
台の上や床、どこに置いても馴染むシンプルかつ主張の少ない見た目がインテリアとも調和してくれます。小型の空気清浄機っぽくも見えます。
とにかくそのまま置いてあっても部屋との違和感を感じにくく、使うたびに出し入れする必要もないというのも大きなポイントですね。
部屋の印象に大きな影響を与えないのでプロジェクターの中では導入しやすい部類に入るんじゃないでしょうか。
BenQ GK100 5つのポイント。
1. 短焦点で狭い空間でも活用可能
約1.77mの距離があれば100インチ程度の画面を映し出すことができます。
参考としては1.42mで80インチ相当、2.13mで120インチ相当、2.83mで160インチ相当の画面サイズになるとのこと。
一般的な一人暮らしの部屋でも、壁から壁までで1.8m以上はあるはず。僕も普通の部屋に住んでますが特に不都合なく使うことができました。
2. メリハリのある音質
本体の左右後方に10W×2のtrevoloスピーカーを内蔵。クセがなく割とバランスの良い音を鳴らしてくれると思います。
ただ臨場感を強く求めたり、音に包まれる感じが欲しいなら別途スピーカーは用意したほうが良さそうですね。
またiPhoneやPCとBluetoothで繋ぐことで、ワイヤレススピーカーとしての使用も可能となっています。
3. 4K対応の解像度と色再現度
スペックですが、解像度は4K UHD(3840×2160)でHDR10対応。十分キレイに見えます。
また色再現度はRec. 709 97%となっています。色に関しては良し悪しを判断しづらいのですが…映像を流したときの印象は、鮮やかで発色が良いけど派手じゃないというバランスの良さを感じました、ギラギラしすぎず地味過ぎず。
4. 入出力のポートが充実
各種ポートも充実。Wi-FiやBlutoothだけではなく物理的にデバイスを接続して使うこともできます。
すでに保有しているブルーレイの再生機器やFire TV、その他USBメモリも接続可能。
ポートの種類は下記の通り。
- LAN ×1
- HDMI 2.0 ×2 (そのうち: QS01 Android TV ドングル専用HDMI端子X1)
- USB-A ×2
- S/PDIF ×1
- AUDIO出力 ×1
- USB-C ×1
5. グッドデザイン賞受賞
2020年度のグッドデザイン賞も受賞しています。
デザインのポイントとして、おおまかに下記3点が挙げられています。
- 白を基調としたシンプルデザインで生活空間へフィット。透明なベース部分が軽快感のある印象を与える。
- 8度の傾斜調整のできるベースによって、画像の高さを調整可能かつあらゆるスペースに設置することができる。
- 優しいナイトライト機能を搭載し、間接照明としても利用でき、居心地の良い雰囲気を演出します。
やっぱり見た目と機能面のバランスが良いことが受賞理由みたい。機能に全振りなら他の選択肢もありますが、見た目も考慮するならかなり良いプロジェクターだと思いますね。
参考 projector GK100 受賞対象一覧Good Design Award
使用していて気になった点。
とりあえず使っていて気になったのは下記の4点。クリティカルなデメリットというのは感じなかったですね。
1. 下方向の角度調節ができない
これはちょっと盲点でした。ベース部分を動かして角度調整ができるのですが、下方向には動きません。つまりほぼ正面か少し上向きにする程度ということ。
なので乗せる台の高さによっては画面投写する位置が高くなってしまいます。
例えば上の写真は高さ750mmの台に乗せて投写しています。部屋自体の高さや距離にもよりますが、限界まで角度を下げても梁と天井部分に投写されてしまうんですね。
なので基本的には背の低いローテーブルやサイドテーブルに置くという運用になりますね。
床置きもできますが、小さいお子さんやペットがいる家庭ではちょっと危険な感じもあるのでテーブルに置くのがベストです。
2. 天井には映せない
ベッドで横になっているときに天井に映したいなーと思ってもできません。
使っているうちにベッドルームで横になってだらだら映像を流したいな…という気持ちにはなりましたね。映像を見ながら寝落ちしたいみたいな。
ファンは本体背面のみですし、三脚を付けることも難しそうなのでこれは諦めるしかないかな。
3. ACアダプタが大きめ
本体はコンパクトなんですが、ACアダプタは大きめ(16.5cm × 8cm)。配線処理を行う上でちょっと邪魔だなと思いました。
たぶん特別大きいわけじゃないけど、薄くて幅広なので結構存在感があります。配線ボックスにも入らないサイズなんですよね。
本体の横幅と同じぐらいのサイズ感です。
4. リモコンの専用アプリがない
本体の操作は物理的なリモコンと本体上部での操作のみ。現状専用アプリや音声操作には対応していません。
ただこの点については、リモコン操作を覚えさせるデバイスで少し補うことも可能です。
例えば僕が使用しているSwitchBot。こちらだとプロジェクターのメーカー検索からBenQが設定可能でした。これでスマホからの操作も可能です。
この記事のまとめ。
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今まで家にプロジェクター自体を置いたことがないので他製品との比較はできませんが、僕のようなビギナーが導入するのにもちょうど良いプロジェクターかと思いますね。
見た目も良くシンプルな操作感で気分も楽。使うこと自体におっくうになってしまう…なんてこともありませんでした。
また狭い空間でも使えるので一人暮らしでも取り入れやすい。予算さえ問題なければ、使いやすさも含め魅力的なプロジェクターというのが端的な印象です。
キューブ型のシンプルなデザインで生活空間にも取り入れやすいプロジェクター、BenQ GK100。
映画など映像系コンテンツをヘビーに見ている人にとって、体験を格段にアップデートしていくれるツールになると思いますよ。
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