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この記事ではSIGMAの超コンパクトミラーレス一眼、SIGMA fp(シグマエフピー)を紹介!
発売日に手に入れてから写真や動画を撮ってきたので、ファーストインプレッションを記事にしてみました。
とにかくコンパクトで精悍な見た目のSIGMA fp(シグマエフピー)ですが、写真の表現力も自分好み。
岩や自然物の素材感や質感も伝わる、説得力のある表現力かなと。
スペックなど細かい部分は後日再レビューするとして、基本機能と写真や動画の作例、気になる部分などを書いていますよ。
この商品の魅力は?
何と言ってもフルサイズとは思えないほどのコンパクトさ!そして写真の質感表現!
また見た目のデザインも無駄のないスマートさで、金属の質感も心地よい。
ファインダーを無くしたり通信機能がないなど、良くも悪くも潔さを感じるプロダクトです。
この記事の内容。
SIGMA fp(シグマエフピー)の見た目や仕様。
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見た目と使用レンズ。
僕はSIGMAのレンズ、Contemporary 45mm F2.8 DG DNとセットのタイプを購入(マウントはLマウント)。
何と言ってもコンパクトで精悍なデザインがかっこいい!
使ってみた感想を一言で表すと、潔いクセの強いカメラって感じです。
他にレンズを持っていないので、今回はこの「スナップスタイル」で色々撮ってきました。
何と言ってもSIGMA fp(シグマエフピー)は世界最小・最軽量で、コンデジサイズのミラーレス一眼。
手で覆い隠せてしまうほどのコンパクトさです。
クイックメニューと通常のメニュー。
こちらはクイックメニューの画面。
よく使うISOや写真の保存形式、ホワイトバランスの設定などへ素早くアクセスできます。
カラーモードやトーンについても本体下部のボタンからアクセスでき、基本的にはクイックメニューと下部ボタンで事足りますね。
SHOOTとPLAY、SYSTEMの3つで大きくカテゴリ分けされています。
慣れによって解決するとは思いますが、項目は多く結構迷うかな…。
セットレンズのContemporary 45mm F2.8 DG DN。
レンズは単体でも販売されている、Contemporary 45mm F2.8 DG DN。
モノとしての完成度も高い、レンズフードまでもが金属製の単焦点レンズです。
見た目もカッコ良いのですが、持った時の質感がたまらない!
レンズフードなしだと、より小型でスッキリとした印象になります。
ちなみにEマウントのタイプもあります。
付属品の一覧。
主な付属品としては以下の4つ。
そのほかは保証書や説明書などの紙モノ程度ですね。
- ネックストラップ+ストラップピン
- ホットシューユニット
- ACアダプター
- USB-C ×USB-A 充電ケーブル
SIGMA fp(シグマエフピー)の写真作例。
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昼から夕方ごろのスナップ写真(無加工)。
全て無加工の撮って出しです。
単焦点レンズ使用なのでズームはできないですが、偶然通りかかった船を撮影。
青色の深い色味が良いですね。
写真を撮り始めたのが15時ごろ。
木々の細かな葉っぱのディテールも、潰れずにしっかり映りますね。
F2.8のボケ具合。
背景がじわーっとボケるのが気持ちいい。
地面や木の素材感もくっきりと。
質感の表現力はかなり良いのでは。
前ボケと後ろボケで。
さらっと撮った葉っぱですが、葉脈の細かい部分や葉っぱの柔らかさが感じられて良き。
室内で建築模型も撮影してみました。
質感の表現力がかなり好みで、影と光の明暗や素材感にどこかドラマを感じます。
撮影前日に雨が降っていたので、水たまりでリフレクション。
空の色が、儚い気持ちになるような淡い色合いですね。
夕方の海。
海の青に反射する夕焼けの色を撮ろうとしましたが、ちょっと分かりにくいかな…。
ほとんど日が落ちた状態。
とりあえず昼から夕方の写真はこれで終わりです。
夜のスナップ写真(無加工)。
ここは、人と防災未来センターという建物。
夜になるとイルミネーションのように色が切り替わり、幻想的な雰囲気になります。
この写真だけはビビッドモードで撮ってますね。
セブンイレブン。
ピントが微妙かも…。
夜の元町中華街。
あまりギラギラした感じが無いですね。
夜の街をぶらぶらと撮ります。
道路を見下ろして。
歩道橋のボルト。
背景のボケ具合どうでしょう?
アンダーな写真も。
夜の植物と花。
水たまりに映るポートタワー。
神戸の定番、ポートタワーと神戸海洋博物館。
10月なので、ホロウィンの置物も。
ハーバーランドにあるメリーゴーランド。
一部分を拡大してみました。
多少ノイズは乗りますが、塗装の剥がれや金属の接合部などの細かな部分もしっかり表現されています。
全てのカラーモードで試し撮り。
スタンダード
まずはSIGMA fp(シグマエフピー)の通常モード、スタンダードから。
写真のモデルは兵庫県立美術館のアート作品、なぎさちゃん(ヤノベケンジ作)です。
ビビッド
多少ですが、色が鮮やかに。
ちょっと分かりにくいですが、空や肌色が少し明るく。
各カラーモードは±5段階で強弱を設定できるので、もっと激しくすることも可能です(ここでは±0で設定)。
ニュートラル
全体的に彩度が下がってくすんだ感じになりました。
ポートレート
スタンダードに近いですが、マットな印象で光沢感が減ったかな。
風景
全体的にスタンダードよりは明るい印象。
この写真だと、ビビッドとほぼ同じような見え方ですね。
シネマ
これはかなり分かりやすい。
ちょっと古めかしいレトロな印象です。
ティールアンドオレンジ
気に入って使う人がかなり多いんじゃないかな?と思っているティールアンドオレンジ。
人でも風景でも使いやすく、使っていて気持ちの良いカラーモードです。
サンセットレッド
本来は名前の通り夕焼けに使うカラーモードっぽいですね。
全体的に赤みが増します。
フォレストグリーン
写真にグリーンの要素がほぼ無いので分かりづらいですが…
本来は森や樹木に使うことで、木々の鮮やかさを演出できるモードです。
FOVクラシックブルー
過去に発売されたSIGMAの一眼レフ「SD9」の色合いを再現したモードとのこと。
パキッとした青色が印象的ですね。
FOVクラシックイエロー
こちらも過去に発売されたSIGMAの一眼レフ「SD9」の色合いを再現したモード。
イエローが強いバージョンですね。
モノクローム
シンプルなモノクロ写真。
GRⅢ(GR3)のハイコントラストモードのように黒が潰れるぐらいのモノクロではなく、しっかりディテールは判別できる標準的なモノクロモードです。
SIGMA fp(シグマエフピー)の動画作例。
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MOV形式で撮影しています。
1つ目は風に吹かれる葉っぱの様子。
撮影しながらピントの移動をしている様子。
ちょっと失敗してますが、手前⇨中間⇨奥とピントを移動させています。
3つ目は夜の噴水と水しぶき。
最後に観覧車のイルミネーション。
SIGMA fp(シグマエフピー)の気になったところや注意点。
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充電しながら撮影はできない。
充電ケーブルを挿すと自動的に接続モードを選ぶ形になり、本体撮影はできません。
まだ充電しながら撮影が必要なシーンに出くわしていないので何とも言えませんが、機能としては欲しかったかな。
最近のsony機などは充電しながら撮影できるみたいですね。
cinemaDNGで撮った動画のプレビュー不可。
動画ですが、撮影する際の形式はMOVかcinemaDNGのどちらか。
ただcinemaDNGの場合は撮影後にプレビューできないので、PCに取り込んでからチェックするしかないって感じ…。
ファームウェアアップデートでプレビュー機能は追加されるようなので、今後に期待です。
なお他のCinemagraphなどの機能についても、今後のアップデートで対応予定とのこと。
バッテリーの持ちはあまり良くない。
バッテリーに関しては、僕の使い方だと1つ=3時間ぐらい使いづけるとほぼ空っぽに(静止画&動画を使用)。
エコモードもありますがそこまで変化はなく、予備バッテリーは必須ですね。
充電時間は長い。
0から100パーセントまでの充電時間は約240分と長め。
充電しながら使えないことも考えると、電池のローテーションに難があるかも。
液晶は固定式。
液晶は完全に固定式で、一切動きません。
ハイアングルやローアングルの時は若干撮るのがツライかも。
見た目的にはチルトっぽいんですけどね。
ファインダーもグリップも別売り。
これは最初から分かっていることですが、ファインダーもグリップも別売り。
グリップは無いと握りづらいので僕としては必須。
ビューファインダーは取り付けるとサイズ感がかなり大きくなるので、ここは取捨選択になりますね。
Wi-FiやBluetooth機能はなし。
無線接続機能は一切ないので、割り切って使用する必要があります。
僕はGRⅢ(GR3)も所有しているので、サッと撮ってスマホに送りたいときはGRⅢ(GR3)を使う…と言った感じの使い分けになるかな。
撮った写真をすぐにシェアしたい!って人にはコンデジとか他のカメラの方が良いかも。
もしくはFlashAirなど、Wi-Fi付きSDカードを使うか…ですね。
SIGMA fp(シグマエフピー)の気になるオプション品。
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SIGMA fp専用ハンドグリップ。
本体に取り付けるグリップ。
SIGMA fp (シグマエフピー)が拡張性を重視したシンプルなボディということもあり、そのままだとグリップ感はそこまで良くないかな。
持ち歩きで使用するならマストで欲しいアクセサリーですね。
SIGMA ビューファインダー。
ガッツリ三脚を使って撮影するならいいかもしれませんが、持ち歩くのはどうかな?と言った感じのアクセサリー。
本体の液晶部分に取り付けるので、実際につけるとかなりサイズが大きくなってしまうのと、タッチパネルは使えなくなります(バズーカみたい…)。
でも欲しいですね。笑
SIGMA バッテリー。
充電しながら使用ができないので、バッテリーもマストで欲しい!
特に動画も撮ると考えると、計3つか4つぐらいあると安心かな。
ただ、最低でも2つは無いとツライですね。
SIGMA ベースグリップ。
これは手持ちで撮影するときに使えそうなアクセサリー。
主に動画で使うイメージですかね。
ただ以前記事にもした安物グリップがあるので、すぐに必要って感じではないかな。
サードパーティー製の保護フィルム。
液晶部分の傷防止に。
純正はないですが、こだわりはないのでサードパーティー製でどれか購入しようかなといった感じです。
非純正のストラップ。
この記事の撮影時には付属の純正ストラップを使用。
個人的には画像のような、目立ちすぎないジオメトリック柄のストラップにしようかなと考えています。
もしくはレザーのタイプかなぁ。
この記事のまとめ。
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コンパクトで持ち出すのに抵抗感がなく、撮っていて楽しいカメラ!
拡張性も魅力的ですが無理して機能を使う必要はないので、自分のスタイルに合った使い方を模索しながら徐々にアクセサリーなどを増やしていきたいところ。
GRⅢ(GR3)と仕様用途が被るかな?と思いましたが、画角も違うので意外と被らなかったですね。
SIGMA fp(シグマエフピー)はスナップスタイルでもしっかり構えて撮り、GRⅢ(GR3)はサクサク歩きながら撮る…と行った感じで使い分けています。
一眼カメラとは思えないほどのコンパクトさ、そして写真の表現力にシビれるSIGMA fp(シグマエフピー)。
なかなか高額ですが、買ってよかったと思えるカメラですよ。
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【SIGMA fp(シグマエフピー)】に関連する記事。
SIGMA fp(シグマエフピー)に関する記事をまとめています。
写真作例やスナップで撮った写真、その他アクセサリーなどなど…
SIGMAfp(シグマエフピー)に関する記事を1つにまとめました!
各記事の大まかな内容を書いているので、気になる記事があれば詳細記事も見てくださいね。
【SIGMA fp(シグマエフピー)の記事まとめ】レビューから作例写真まで!SIGMAfp関連の記事をまとめています。