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インハウスのメリットとは?デザイン事務所と比較してみた。

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248.

こんにちは、248.(@papipepe_mono)です!

 

僕は現在、インハウスデザイナーとして勤務している訳ですが、インハウスデザイナーになりたいとか、そもそもなにそれ?って人もいるかと思います。

インハウスデザイナーとは?

カンタンに説明するとメーカーなどの企業内デザイナーです!

一般的に知られているデザイナーとの違いは、デザインするものは自社の製品やサービスのみという点です。

結論から言うと、
インハウスデザイナーのほうがメリットが多いです!

 

メリット・デメリットの感じ方は人によって違いますが、僕にとってはインハウスデザイナーのほうが合ってるなと感じてます。

ただ、デザイン事務所にも良いところはたくさんあるので、実際にデザイン事務所とインハウスデザイナーとして経験してきた経験を振り返って、いくつかの項目で比較してみます。

MEMO
中規模、大規模の制作会社など他にもありますが、今回は省略します。

インハウスとデザイン事務所を比較。

就職や就職先を選ぶときに重視されやすい9つの項目で比較しました。

 

労働時間
インハウスデザイナー
(5.0)
デザイン事務所
(2.0)
インハウスデザイナー
ほぼ定時上がりで、残業はかなり少ないです。

ただ労働時間が短い=楽なわけではないので効率的に仕事をしないといけません。

自分の時間も多く確保できますし、帰りにスーパーに寄って買い物をしたりご飯も行けます。友人との予定も合わせやすいのも魅力ですね。

デザイン事務所

毎日残業はあります!定時上がりなんて年末と年始ぐらいでした

終電帰りや徹夜が多かったので、平日に関してはほとんど会社にいる状態になり、お金を使うこともあまりありませんでした。

ただ平日帰りにどこかに寄ったり、遊びに行くというのはほぼ不可能でしたし、平日の誘いは基本的に断っていました。

 

給料
インハウスデザイナー
(4.0)
デザイン事務所
(2.0)
インハウスデザイナー
給与は確かに安定していると感じます。

ただ、特別多いわけではないので複業などはしたほうがより余裕をもった生活はできます。というよりもデザイナーは確実に複業はしたほうがいいですね。

デザイン事務所
最初の2年程度は激安!僕は1年目の手取りは15万円ぐらいでした…(交通費1.5万入れてです)

ただ給料の上がり幅も大きく、昇給は社長だけの評価次第だったので成長していると認められれば給料面に関しても不満は解消されるかと思います。

 

裁量
インハウスデザイナー
(3.0)
デザイン事務所
(5.0)
インハウスデザイナー
裁量は大きいです。

ただ従業員が多い分、社内調整や稟議などは必要になるので回りくどいとか動きが遅いなーと思うことは多々あります。

デザイン事務所

こちらも裁量は大きいです。

一年目から好きにできるわけではないですが、自分の意見も大きく反映されますし、案件の担当者になれば、自分が中心となって仕事を進めることができますよ。

そこで結果を出せば、また次の仕事へとどんどんつながっていくので、自分がステップアップしている感はかなりあります

 

デザインへの理解
インハウスデザイナー
(3.0)
デザイン事務所
(5.0)
インハウスデザイナー
さまざまな職種の人がいるので、デザインに対しての考え方はバラバラです。

デザインに対する知識と経験がない人が多くを占めるので、納得してもらうのに苦労はします。

デザイン事務所
全員がデザイナーなので、デザインに対しては真摯な気持ちを持っていました。

情報の感度が高い人が多いので、話をしているだけでも、デザインの引き出しはかなり増えていきます。

また、デザイン事務所にいるような人はデザインが好きで仕事をしているので、熱量がものすごいです!

ちょっと調子が良くない日でも、そういう方に引っ張られて良いパフォーマンスを出すことができた経験もあります。

 

教育環境
インハウスデザイナー
(1.0)
デザイン事務所
(2.0)
インハウスデザイナー
ありません笑

もちろん聞けば教えてもらえますが聞く相手自体が少なく、内容によっては自分が一番詳しい人の可能性が高いです。

デザイン事務所
こちらも教育って感じでは無いですね。

見て覚えろ!というノリなので時間を割いて教えてもらうことはあまりできませんでした。

 

スケジュール調整
インハウスデザイナー
(3.0)
デザイン事務所
(1.0)
インハウスデザイナー
調整しやすいです。

タスク量や時間的に厳しいと伝えれば調整もしてもらえますし、ボリューム感が大きい案件は外部の制作会社へおまかせすることもできます。

ただ急な仕事で今日中にやってほしいと言われたり、イレギュラーな事がおきて対応に追われるなんてこともあるのですべてが計画どおりにはいきません。

デザイン事務所
全てはクライアント次第です。
わがままなクライアントに当たれば納期も早くなり、徹夜も増えます。

そこをコントロールするのが仕事でもありますが、クライアントに納期遅れそうなんです…とは言えないですよね。

実際、間に合いそうにないとか納得できるデザインができない!となると終電or徹夜というのが当たり前でした。

 

福利厚生
インハウスデザイナー
(4.0)
デザイン事務所
(3.0)
インハウスデザイナー
一般的なものは揃ってます。

他の社員と同じなので、住宅補助等も規定はありますがちゃんとでてます。

デザイン事務所
こちらも一般的なものは揃ってました。

ただ住宅補助はなかったですねー。

 

飲み会
インハウスデザイナー
(4.0)
デザイン事務所
(2.0)
インハウスデザイナー
回数は月1-2回。就業時間自体が早いので、飲み会は遅くても10時には終わってます。

また全額会社持ちというのも一人暮らしには嬉しいです。

デザイン事務所
回数は月3-10回。

全額会社持ちかつ、そこそこオシャレな店を選ぶ決まりがあったので、いろんなお店に行けるのはよかったですね。食費面でも助かってはいたのですが、飲む時間が長かったー。

平日の午前2-3時ぐらいまで飲む人ばっかだったので、次の日はかなりしんどいです。

キャバクラやラウンジなどにもよく連れ回されていたので、そういうのが苦手な人にはなかなかツライ職場だったと思います。(それが原因で辞めた人もいました)

 

外部との交流
インハウスデザイナー
(2.0)
デザイン事務所
(5.0)
インハウスデザイナー
基本社内にこもります笑

外注先のデザイナーさんとも会う機会はありますが、デザイン事務所時代に比べるとかなり減っています。

デザイン事務所
いろんな方と知り合うことができます。

有名なデザイナーとお仕事できたり、現場の職人さんと仲良くなったり、友人がいる会社がクライアントとして依頼してきたり….ほぼ毎週のように、名刺交換してましたね。

デザイン事務所の一番のメリットはこれかもしれません。

 

この記事のまとめ。

248.

今はクリエイティブを内製化する企業も多いよね。
40点満点中…
インハウス=29
デザイン事務所=27

ポイントで見るとインハウスのほうが少し高いですね。ただデザイン事務所が劣っている。といってる訳ではありません。

今でも思い出すとツライ記憶のほうが多いですが、そこで得た経験は、間違いなく今も自分のデザインを支える柱となっています。

 

特に成長スピードに関してはデザイン事務所のほうが圧倒的に早いです。

また友人談によると、今は働き方改革の影響もありデザイン事務所でも残業は少なくなったほうとは言っていました。

どっちがいいの?と聞かれたら「僕はインハウスが合っている」と答えますが、正解は存在しないですし、数年前だったらデザイン事務所のほうがよいと思っていました。

 

デザイナーとしてのキャリアを悩んでいる方には、どんな風に仕事をしてどうなりたいのかを大切にしてもらいたいのです。

この情報がぜひ参考になればと思います。

 

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